- 募集物件が多いのはいつなのか?
- じっくり考えて決めたい方は・・・
- 急いで決めたい方は・・・
- 家賃と初期費用について -部屋を借りるときにかかるお金について知ろう!-
- 建物の種類
- お部屋・建物の設備
- 連帯保証人と保証会社
- 内見時のチェックポイント
- 申込時の注意すべきポイント
- 申込時の必要書類
- 契約時確認すべきポイント
- 電気・水道・ガス使用開始の連絡
- 入居時の注意すべきポイント
物件が一番多い時期はいつなのか?
お部屋を探すとき、できればたくさんの物件の中から探したいですよね。
早稲田周辺であれば、学生が卒業する2月~3月、8月~9月に、最も募集物件が多くなります。
ただ、同じ時期(4月入学・9月入学)に新入生が殺到するので、人気物件は短い期間で一気になくなってしまいます。
たとえば、午前中に不動産屋でお部屋を探し、昼頃に気に入った部屋を内見に行き、
二日間ほど考え、ようやく申し込む決心をして不動産屋へ行ったら、そのお部屋はすでに申し込まれていた。
もう一度探し直し、内見をして昼ごはんを食べたら、その間に、また申し込まれていた。
ついに内見ができる部屋がなくなり、渡された数枚の物件資料だけを見て決めなければならなくなってしまった。
多くの人がお部屋を探す時期には、よくある話です。
じっくり考えて決めたい方は・・・
多くの学生にとって毎月の家賃は一番大きな支出ですので、よく考えないと決められないという方もいらっしゃいます。
自分の目で確認して、納得のいくまで考えたい、そうでないと決められないという方には、募集している物件の数は少なくなりますが、12月~1月、4月~5月など時期をずらして、お部屋探しをされることをおすすめします。
急いで決めたい方は・・・
合格発表後、通学することが決まってから短い期間にお部屋を決めなければならない場合や、保護者が同行できる日や上京できる日が限られているなどの理由で、短期間でお部屋を探さなければならない場合もあります。
こうした場合は、「準備」「行動」「決断」あるのみです。
お部屋を探している人が大勢いる時期は、人気物件ほどすぐになくなります。
物件の動きが非常に速いので、お客さまの行動力と決断力がとても大切です。
その日のうちにお部屋を決めるという強い覚悟も、時には必要です。
物件の争奪戦の時期ですが、物件数が多いことも事実ですし、時には掘り出し物件が市場に出てくることもあります。
- あらかじめ、インターネットで物件を検索し、気になる物件をたくさん用意しておく。
- 希望条件の中で絶対に譲れない条件は何か考えておく。
- スムーズに申込ができるように、事前に申込み時の必要書類や情報をスマートフォンの中に用意しておくなどの事前準備をおすすめします。
家賃と初期費用について – 部屋を借りるときにかかるお金について知ろう!-
一般的な初期費用
以下のことを念頭に置きながら検討していくと家賃等の予算が決まっていきます。
毎月かかるお金
- 家賃(物件のエリア・種類により相場が異なります)
<沿線と家賃相場 最寄り駅から徒歩10分以内・築20年以内・専有面積16㎡以上>
マンション(バス・トイレ別) | マンション(バス・トイレ同室) | アパート(バス・トイレ同室) | |
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早稲田エリア | 80,000円~ | 70,000~90,000円程度 | 65,000円~70,000円程度 |
東西線(落合~中野) | 70,000円後半~ | 70,000円前半~ | 60,000円前半~ |
西武新宿線(下落合~上石神井) | 70,000円前半~ | 60,000円後半~ | 50,000円後半~ |
西武新宿線(武蔵関~東村山) | 60,000円前半~ | 50,000万円~ | 45,000~60,000円程度 |
所沢エリア | 50,000円後半~(25㎡以上) | – ほとんどがバス・トイレ別 | 50,000円後半~(25㎡以上) |
- 共益費/管理費:3,000円~10,000円
- 電気・ガス・水道:目安約10,000円/月
- インターネット代:回線設備がある物件がほとんどですが個別に契約が必要となるケースが多い(目安約5,000円/月)
早大生のための特別プラン 当社提携プロバイダー@George - 食費
- 交通費(定期代や駐輪場代など)
- その他雑費(書籍代、生活用品など)
一般的な初期費用
礼金 | 家主に支払う謝礼金で返金はされない。 |
---|---|
敷金 | 家賃などの担保として家主が預かるお金で、退去時に返金されるが、原状回復するための費用が発生した際に敷金から精算することが多い。※契約により異なりますので注意してください。 |
前家賃 | 入居月と翌月の家賃と共益費・管理費を先払いする。入居月は日割り計算となる。 |
仲介手数料 |
該当物件の家賃1.0ヶ月分+消費税を上限として業者に支払う手数料。 弊社では、早大生限定で仲介手数料20%OFFにて承っております。 |
保証委託料 | 初年度は月額家賃等の30%~100%程度(連帯保証人の代わりに保証会社を利用する場合。最近増加傾向にある。) 連帯保証人と保証会社について |
家財保険料 | 相場13,000~22,000円(2年間) |
鍵交換費用 | 相場15,000~30,000円(税別) |
生活サポート | 休日夜間の水漏れや鍵の紛失などに対応するサービス 相場16,000円~ |
その他 | 事務手数料、消毒代などかかる場合がある。 |
その他引越しにかかる費用
引越し | 費用:荷物の量・運ぶ距離・引っ越しの時期によって金額がかわります。 |
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家具家電購入 | 費用を抑えるため、シェアハウスなどのように家具家電付きの物件を選ぶか、家具家電レンタルやリサイクルショップ等の利用で初期費用を抑える方法があります。
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建物の種類
法律的にアパートとマンションの違いは明確にはありません。
多くの不動産屋では物件の「構造」でアパートかマンションかを判断しています。
マンションとアパートの違い
構造 | 特徴 | 防音、耐震 | 家賃 | |
---|---|---|---|---|
マンション |
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基本的に3階建て以上の建物を指す。 | 高い。 ※耐震については新耐震基準を基に(1981年6月以降)建てられたもの |
建設コストがかかるので、家賃が高め。建物自体も高さがあり、エントランスやエレベーターなど、共有部分もあるので管理費も高め。 |
アパート |
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2階建てがほとんど。3階建てもある。 | 低い。 ただし近年高機能の木造賃貸物件もある(大家さん次第) |
あまりコストをかけずに建てられるので、家賃が安い傾向。建物もさほど大きくなく、エレベーターもついていないので設備管理面のコストも抑えられ管理費も安い。 |
物件タイプの違い
一般のマンション・アパート | 学生専用マンション | 学生寮・学生会館 | |
---|---|---|---|
入居者 | 様々な人が入居している。 | 学生に限定。 | 学生に限定。入居者の交流あり。 |
防犯・管理体制 | 各物件による。休日夜間緊急時対応もあるが管理会社による。 | 女性専用マンション・フロアがある。 防犯カメラ、オートロック、24時間管理センター体制あり。 門限なし。 |
管理人が常駐。防犯カメラ、オートロックなどセキュリティが充実。門限あり。 |
設備 | 物件により様々。 | 各部屋にバストイレ、キッチン、洗濯機置場あり。 バストイレ別の物件が多い。 家具家電付きの部屋もある。 |
各部屋にベッド、机、バストイレ、キッチン、洗濯機が備えつけの場合が多い。 食事つきが多い。 |
初期費用・家賃 | 家賃は物件による。 初期費用は、1ヶ月家賃の4.5~5.0倍が相場。 |
管理・設備が整っている分、初期費用や家賃は高め。 | 寮費に食事代、光熱費、インターネット料金が含まれることが多い。高めなところも。 |
空室情報 | 現入居者退去の1~2か月前からわかる。 | 秋ごろ来春の空室情報がわかる。 早期に契約し、家賃の支払いは春からが可能。 |
秋ごろ来春の空室情報がわかる。 |
お部屋・建物の設備
インターネット
生活に欠かせないインターネット設備。
一般のマンション・アパート
- 回線設備がある物件がほとんどですが、入居者がプロバイダーと直接契約して使用料を支払う必要があります。
- 接続工事が必要な場合も入居者が手配することが通常です。
- 利用料が無料な物件もありますが、数としてはまだ少ないです。
通信スピードを重視する方は、「光ファイバー対応」等を必要条件として物件検索されることをおすすめします。
学生専用マンション、寮、シェアハウス
インターネット使用料が毎月の費用に含まれる場合が多いです。
オートロック
初めての一人暮らしには心強い設備。保護者も安心。
オートロックが付いていない物件より家賃は高めになります。
当社提携ホームセキュリティのご案内
料金表・専用申込書(PDF)はこちら
家具家電付
4年間同じ場所に住む場合は特に気にする必要はありませんが、在学中に留学を考えている場合は、既に家具家電が付いている物件を選ぶ学生も多いです。
一般的に家具家電付きの物件はまだ少ないので、レンタルなどを利用する学生もいます。
その他早大生に多い希望条件
- バス・トイレ別
- 宅配ボックス
- フローリング(畳、カーペットの物件は少ないです)
- エアコン(基本的に、ほとんどの物件に付いています)
- TV付きインターホン
- クローゼット
- 独立洗面台(都心部の場合、家賃は高めです)
間取り図の見方(例)(既存の記事を使用)
連帯保証人と保証会社
大家さんにとって、家賃収入は生活費や、建物を建てた際の借り入れを返済するための大事な収入です。家賃を滞納されてしまうと生活ができなくなってしまう可能性もあります。
そのため、大家さんはお部屋を借りる方へ、契約の際に連帯保証人を立てるか、もしくは保証会社を利用することを求めるケースが多いです。
最近は保証会社を利用することが条件となるケースが増えてきています。
保証会社とは?
貸主向けに、借主の家賃不払いリスクを担ってくれる会社です。
万が一、家賃滞納が発生した場合、一定条件のもとで家主に滞納された家賃額を支払う仕組みで、借主は、契約時に保証会社へ保証委託料を支払います。
連帯保証人とは?
連帯保証人は、家賃不払いの時に、入居者に代わって滞納分の家賃を支払う義務があり、家賃の滞納があった場合、貸主は、連帯保証人に支払うよう請求します。
※連帯保証人は、契約ごとに設定される極度額の範囲で責任を負います。
契約者がどなたになるかで連帯保証人になる方も決まります。
契約者 | 連帯保証人 |
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学生本人 | 保護者 |
保護者 | 生計を別にするご親戚に依頼 (※保証限度額が数百万円に上ることから頼みづらいという理由で、保証会社を選択する方が増えているようです。) |
連帯保証人は、申込時に勤務先や年収などの提示、契約時には収入を証する書類、印鑑登録証等の提出を求められることが多いです。
内見時のチェックポイント
チェックポイント
- キャンパスから物件までの所要時間
- 最寄り駅から物件までの所要時間や環境(外灯、交通量、人通りなど)
- コンビニ、スーパー、病院、銀行は近くにあるか
- 物件周辺の環境(近隣道路を通る車の騒音・振動、陽当り、防犯、近隣の音など)
- 建築設備(居室の広さ、コンロ、照明器具の有無、収納、防犯等)
- 主な家具家電の配置(ベッド、机、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなど)
※物件の動画や写真を撮影することをおすすめします。(撮影する前に、案内スタッフや大家さんに許可を得てください。SNSにアップするなどの目的では撮影しないでください。)しっかりと記憶したつもりでも後になって「あれ?どうだったっけ?」と案外記憶は薄れるものです。気に入って入居する可能性がある場合は、洗濯機置場の大きさ、カーテンレールの長さ、窓の高さも採寸しておくとよいでしょう。
申込時の注意すべきポイント
お部屋を決めたら、「申込み」をします。
基本的には先着順となります。
申込みをしなければ他の方に決まってしまう可能性があります。
チェックポイント
- 完全に記入された申込書でないと受け付けてもらえない場合があります。
- あらかじめ必要な書類と情報は準備しておきます。申込み時の必要書類
- 初期費用(家賃、共益費・管理費、敷金、礼金、損害保険料、保証委託料、仲介手数料など)を確認するために、不動産屋に「見積書」を作成してもらいましょう。その際、入居希望日を告げます。
契約開始日 | 契約がスタートする日 |
---|---|
賃料発生日 | 家賃等の支払いがスタートする日 契約開始日と同じケースが多いですが、異なる場合もあります。 |
入居日 | 実際に部屋を使用開始する日を指します。 |
申し込み後、すぐに保証会社や貸主側の審査がスタートします。
審査結果によっては入居できない場合もあります。審査に通過しなかった場合の理由は通知されません。
複数物件の申込みを同時にすることは原則できません。キャンセル料が発生するケースもありますので、必ず物件担当者に確認しておきましょう。
申込時の必要書類
物件によって、契約者が学生本人、または保護者になるかが決まります。(契約者が成人しているかどうかもポイントになります。)
どのパターンにも対応できるよう事前に以下の書類の写真を撮り、他の情報と一緒にスマートフォンの中に用意しておくとよいでしょう。
学生本人(入学予定、卒業見込みの方も含む)
- 学生証(両面)
※入学予定の方は、合格通知書
※就職先が決まっている方は、採用通知書や雇用契約書など賃金(予定)がわかる書類 - 保険証(両面)
- 印鑑
定収入のある保護者、連帯保証人
- 住所、電話番号(固定、携帯)、生年月日、勤務先情報、年収、勤続年数など
- 身分証明書(運転免許証(両面)、健康保険証(両面)、パスポートなど)
- 印鑑
※審査時もしくは契約時に収入証明書や印鑑証明書、住民票のご提出が必要になる場合があります。
国内緊急連絡先(親戚、友人など)
- 氏名、住所、電話番号(固定、携帯)、生年月日
契約に必要なもの
一般的に以下のものの提出が必要となるケースが多いです。
物件によって異なりますので、業者から依頼があってからご準備ください。
- 契約者や入居者の住民票
- 契約者や連帯保証人の所得証明
- 連帯保証人の方は、実印と印鑑証明書 等
契約時に確認すべきポイント
契約書類の中で特に大切なのは「重要事項説明書」で、署名捺印前に、その書面をもとに宅地建物取引士が説明をすることが法律で決まっています。
説明をよく聞き、不明な点があればその場で質問をしましょう。
(都内にある物件は「賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書」についても説明することが義務付けられています。)
以下の内容は特に気をつけて確認しましょう!
- 契約期間
- 退去時の精算(敷金の返還、原状回復の範囲など)
- 禁止事項
- 契約期間内に解約する場合は何カ月前に予告しなければいけないか(1~2ヵ月前のケースが多いです)
- 設備の故障などがあった場合の連絡先
- 契約に関する連絡先
- 家賃等の支払いについて(いつまでに、どこに、どのような方法で支払えばいいか)
電気・水道・ガス使用開始の連絡
契約が済んだら、電気・水道・ガス会社にそれぞれ電話やインターネットで、使用開始の手続きをします。
最近は「電力・ガスの自由化」で、各事業者が様々なサービス・料金プラン等を提供しているようです。
電気と水道は連絡するだけで手続きは済みますが、ガスの開栓についてはガス会社スタッフの立ち会いにより、安全確認作業が行われます。その際、入居者も立ち会いが必要で、事前にガス会社へ連絡してアポイントメントを取ります。この作業が完了しないと、ガスの使用はできません。
インターネットについて
インターネット代無料の物件もありますが、プロバイダー契約が必要な場合や、通信会社による工事が必要な場合もありますのでご注意ください。
入居時の注意すべきポイント
原状回復の基準となるのが入居時の状態。
「原状回復」とは、借りたとき(=入居時)の状態に戻すことを指します。
退去時、室内を貸主もしくは管理会社が確認し、破損や汚れがあればその補修費用を借主が負担します。
引っ越しの際、荷物を搬入する前に入居時の状態はしっかりとチェックします。気になる傷や汚れがあればわかるように撮影しておくことをおすすめします。
退去する際に、余計な請求をされないよう自分の身を守りましょう。
また退去時の負担を減らすために借主が注意できることは、「正しく使用し、一般的な掃除をすること」です。
不具合があった場合、貸主や管理会社にすぐに連絡をします。
入居直後、借主が不具合確認表を必ず貸主側に提出することになっているケースもあります。鍵を受け取る際に確認しましょう。
- 壁、天井クロスの剥がれ、傷、釘の穴の有無
- フローリング、カーペットの汚れ、傷、焦げ跡、シミ
- 窓ガラスのひび割れや傷がないか、開閉できるか、鍵がかかるか
- 網戸、雨戸に傷や破れはないか、開閉できるか
- エアコンが冷暖房ともに稼働するか
- 照明がきちんと点灯するか
- コンセント、スイッチは正常に使えるか、プレートは割れてないか
- 部屋や収納にカビや臭いはないか
- ドア、引き戸、収納扉の傷や開閉に不具合はないか
- 水回りの汚れ、傷、カビ、割れ等がないか、作動に問題がないか、水が詰まってないか